つれづれ雑ぐさ

新たな時代変化への想いを、自身の実体験とともに日記調に書きなぐったものです

一億総作家(著者)時代の予感

かつて、手紙を書く時代があった。暑中見舞いなどの挨拶的なものから、文通交際?そして、究極的には、好きな人への愛の告白であるラブレターもあった。しかし、これらは、基本的に一対一のやり取りであった。ツールが手紙から電子メールに代わった今もそれは変わらない。

一方、新聞や趣味の会報誌などへ投稿という形での一対不特定多数への情報発信は以前からあったし、現実に今もある。しかし、コンピュータ通信技術の発展は、SNSソーシャル・ネットワーク・サービス)を生み出し、その中で今までとは比較にならない情報発信力を個人に付与し始めた。

すなわち、「しゃべるのは得意だけど、文章を書くのは字もヘタなので苦手なんです!」という謙遜は無用の時代になったのである。実際、LINEなどでのダイアログをはじめ、ブログ、ツィッター、インスタグラム、FBなどのSNS、素人による電子書籍出版などの今日の隆盛がそれを証明している。

換言すれば、国民の誰もが、文章を非常に身近なものとして字のうまい下手も気にせずに情報発信できる時代になったのである。ツィッターは文字数の制限はあるが、その制限の中でも個人の切実な想いが国を動かす時代になったのである。

その代表例が、有名な「保育園落ちた。日本死ね!」である。国民の情報発信力は、もはや世代・性別・職業・階層の違いなどのあらゆる垣根を越え、絶大な影響力を及ぼし始めたのである。

誰もが情報を受けるだけでなく。社会との関わりの中で切実に感じた自らの想い・意思を、単に自己の利益のためだけでなく、文章(文字)に託して発信する「一億総作家(著者)時代」の本格的到来も近いと思えてならない。

つづく