つれづれ雑ぐさ

新たな時代変化への想いを、自身の実体験とともに日記調に書きなぐったものです

性への目覚めと自分との葛藤

今週のお題「ほろ苦い思い出」

高校生のときにある勉強塾に通っていた時期がある。そのとき、ある別の高校から女子高校生も来ていて一緒になることがあった。顔を合わせば挨拶ぐらいはした覚えはあるが、そのうちに、モテそうもない自分の勝手な思い込みかも知れないが、その女子校生の目つきや仕草から自分に好意を寄せているように感じ始めた。

思春期の最中にあり、男子と女子がお互いに好意を感じることは、本来、極めて自然なことである。しかし、当時、少なくとも自分に関しては、受験という課題を抱えていることも事実であった。すなわち、わざわざ塾に通っているのも受験に合格するためである、それは、親に言われたからだけではなく、自分の意思でもある。

私は、その女子に好意を感じないわけでは決してなかったが、自分に次のように言い聞かせて、極力、無関心・無視を装うことにした。「おまえは、何のために塾に通っているんだ?勉強するためだろう?女の子とイチャイチャしていていいのか?」と。

実際、イチャイチャどころかろくに言葉も交わさず、そういう態度をとり続け、明確な意思表示もできずにいるうち、その女子校生は「私には関心ないのね・・・」と思ったのか、いつのまにか私の前から去って行った。

性欲がありながら、女性と付き合うことに、あまりにウブで臆病だった「昭和の思い出」であり、わが青春のヰ(イ)タ・セクスアリスでもある。

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